| [施設案内] |
今から約150年前、日露和親と通商条約の締結の目的をもって再度来航していたロシア使節プチャーチン提督以下500名を乗せたロシア軍艦「ディアナ号」2,000トンは伊豆の下田港に碇泊中、1854年(嘉永7年)11月4日におきた大地震(安政の大地震)による津波のため艦底などに甚大な損傷を受けた。 プチャーチン提督は幕府に上申して伊豆の戸田港で修理することを許され下田から戸田へ廻港したが、おりからの駿河湾の激しい季節風のため戸田港に入ることができず富士市の宮島村三軒屋(現在の田子ノ浦三四軒屋)の沖に流され沈没した。 本国に帰る船をなくしたプチャーチン提督は代船の建造を幕府に願い出、戸田村の牛ヶ洞で戸田の船大工や伊豆近在の多数の大工の協力を得て一隻の西洋型帆船を建造した。この戸田村で建造された「ヘダ号」は、もともとプチャーチン提督以下500名のロシア人が帰国するための船を本国にとりに行くために造られた2本マスト、全長22メートル、巾7メートル、50人乗りという小さな帆船だった。 造船郷土資料博物館は、昭和44年7月1日、ロシア軍艦ディアナ号の造船資料を中心に明治百年記念事業として日本政府、当時のソ連邦等の寄付によって御浜岬に設立された。ディアナ号関係の資料のほか、戸田村関係の郷土資料・井田古墳出土品などが展示されている。 |
| [コメント] |
さすがに30年も前の建物で、かなりくたびれています。展示物は、特に驚くようなものはないですが、何枚かあるプチャーチンの肖像画は、見る人や描く人が違うと別人のような顔になるんだなあと、変に感心。怖い顔あり、優しい顔あり、当時の人にとってロシア人は本当の意味で異人さんだったんでしょうね。 井田古墳の出土品は、カタログに大きく載っているのに、現物はなく写真だけで、とても貧粗。もう少しスペースを作って、ちゃんと展示してもらいたい。 この造船郷土資料博物館より、併設されている>駿河湾深海生物館の方が面白い。同じ建物の中にあるので、入館料は共通です。 県道17号から、博物館のある御浜岬に入る道は分りにくいので、車で行く方は注意しましょう。あまり混まないし、駐車場も十分あります。 日本とロシアの歴史の一つとして勉強するには、300円は安いと思います。日露の関係がよくなり、早く北方領土問題なんか解決されればいいなと考えてしまいました。 |
| [アクセス] |
| 戸田バス停から東海バス土肥行きで7分、150円、御浜口下車、徒歩10分。 |